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みどりクラウド

畑から得られるデータで農業を変える

  • ・K.M

 現在の日本の農業は担い手の減少、高齢化、海外からの安価な作物の流入など、多くの問題を抱えていますが、ITを活用することでこうした問題を緩和することができると考えられています。例えば、農業IT先進国のオランダではITを活用し高い生産性を実現しています。ところが、オランダなどで利用されている農業ITのシステムは、非常に高価であり、使い方も複雑で、日本でそのまま利用するのは難しいことがわかりました。そこまで高機能なものではなくても、もっと、手軽で誰でもかんたんに使える農業向けITサービスがあってもいいと考え、シンプルな仕組みながらも農業の根本的な問題を解決するためのサービスを立ち上げたいと思うようになりました。

 2013年11月にオランダに訪問し、実際にオランダの農業ITがどんなものかを確認しました。農業向けIT機器のメーカーが提供するソリューションでは、確かに高度なシステムが動いていましたが、オランダにおける成功はシステムだけではなく、国が主導して行なっている圃場で得られたデータを共有して分析するという仕組みがあるからこそ成し遂げられたという印象を抱きました。日本ではまだそこまでシステム化されておらず、民間主導型で進めざるをえない部分が多いことにもあらためて気づきました。
帰国後、夜中に目が覚めて、圃場を計測して、環境データを共有する仕組みや文化が根づけば日本の農業の生産性はもっと高めることができるのではないかと考え、それをメモにしたものがみどりクラウドのアイディアの原型になりました。

 当初は、スマートフォンに取り付けるセンサーデバイスを開発し、計測して送信するという形で考えていました。測定ポイントの固定、圃場不在時の環境の確認を実現する必要があったことから、実際に圃場内に据え置き、定期的に環境計測を行う形を追求し、実装を進めていきました。

 その後、改良を重ね、単独のデバイスで動作する専用システムの構築を進めてきました。このデバイスは定期的にクラウドへデータを送信する必要があることから、バッテリの問題に加え、屋外の環境でいかにクラウドへデータを送信するかの解決に苦労してきました。

 計測データのクラウドへの送信については、当初は無線LANの利用を前提に進めていました。しかし、無線LAN機器を設置し、運用できる圃場は限られていたため、結局多くの利用者がモバイルルーターを用意して使うことになりました。この場合、利用者はモバイルルーターの知識が求められ、みどりクラウド側でもネットワーク設定を行う必要があります。また、モバイルルーターが高温に弱く、そういった環境下では通信が安定しないということも判明しました。そこで、本体側に3G回線モジュールを搭載し、電源を供給開始すればすぐに使うことができるように改良しました。
 このように、継続してアジャイル型での開発を続け、実際のお客様との関係構築と現地へのプロダクト導入を行い、現地の声を聞きながらプロダクトの改良を加える開発手法を続けております。

 2014年から研究開発を始めたみどりクラウドは、2015年4月からプロトタイプをモニター農家に配布し、フィールド試験を開始、2015年11月から製品版のサービスを開始しました。発売から1年が経過した2016年11月までに北海道から沖縄まで全国43都道府県にて利用されています。
 特に2016年には、長崎県南島原市に、農業IT研究開発拠点を開設しました。旧南島原市立山口小学校にある「赤い屋根のふるさと交流館」を利用することで、地域の方々との交流を行いながら研究開発を行っております。小高い場所から農地を見下ろせる環境ですから、LPWAなど新たな通信規格の検証も行っていきたいと考えております。
 みどりクラウドでは、圃場の環境計測、および、そのモニタリングサービスをサービスの主軸としておりますが、今後は計測されたデータの活用を進めていきたいと考えています。

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