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hachi tama

ペットの医療費問題をIoTで解決

  • ・堀 宏治
  • ・中谷圭吾
  • ・小野弘恵
  • ・平畑輝樹
  • ・長谷川貴則

 9月10日号の東洋経済においてペットの医療費問題が特集されていました。
『みんなペットに悩んでいる』といった見出しに、ペットオーナーの多くが共感したことと思います。かくいう私もペットの医療費問題に悩まされた一人です。
 国内には犬猫合わせて約2000万頭が飼育されています。これは15歳未満の子供の数を超えており、今やペットは人の生活になくてはならないものとなっています。
 注目すべきはペットの寿命が20年間で1.5倍に延びたことです。室内飼育などが主な理由ですが、寿命が延びたことでペットの高齢化が進み、肥満などを要因とした生活習慣病が多く見受けられるようになりました、結果、ペットの医療費は5年で1.5倍に増えています。犬の医療費は年間平均約8万円にもなっています。ペット医療は自由診療です。人間の医療のように誰もが気軽に病院に行ける環境ではありません。近年はペット保険もありますが加入率は5%と低いのが現状です。
 私達はペットの医療費問題を解決する⽅法として「予防」つまり「ペットヘルスケア」を推し進める必要があると考えています。『ペット⻑寿国プロジェクト』によるとペットの健康寿命を延ばすためには「適切な食生活」「定期的な健康チェック」「ペット保険加」が必要とのこと。私たちはこの3つのポイントに着目しました。
 私たちはまず「適切な食生活」と「定期的な健康チェック」というポイントをクリアするサービスを開発し、市場にIoTデバイスを投入することで解決しようと考えました。

「スマートごはんサーバー」のコンセプト
 まず考えたのが、ペットとヘルスケアとIoTを組み合わせたこれまでにない新しいサービスです。スマートフォンで操作できるIoTデバイスと認定オーガニックペットフード、オンライン動物相談で構成することを考えました。このデバイスにはwebカメラと自動エサやり機構が搭載されており、それをスマホアプリから操作することで、いつでもどこからでも部屋にいるペットの様子を見守りながら、ごはんをあげることができるという仕組みを考案しました。こうすれば、仕事で日中家を空ける方や旅行で家にペットを置いて行くときなどでも安心してペットの世話をすることが可能です。日々のごはんの量と時間をタイマーセットすることで規則正しい食生活が実現されます。スマホアプリではペットの体重や体型に応じて最適なごはんの量を計算し、日々の摂取カロリーを管理します。カメラを通じて、変化がないかをチェックすることも可能です。ハチタマによって「適切な食生活」と「定期的な健康チェック」が可能となります。

 一番のポイントは、弊社が主事業としている、国内唯一の「認定」オーガニックペットフード(オーストラリアオーガニック認定)を定期購買するサービスとセットで提供できることです。定期購買者にはハードウェア価格分の認定オーガニックフードを無料でお渡しします。さらに、私たちが開発したテレビ電話でペット相談できるサービスも無料で利用することができるようなサービスを目指しました。

初めてのハードウェア開発はとても大変でした
 私にはITとペット、人間の医療分野での経験がありましたが、ハードウェア開発は初めてでした。しかし、ペットヘルスケアサービスを具現化するためにはペットデータを集めることが不可欠であり、その手段としてIoTは最適でした。
 実は、2015年の春に同様の構想を考案し、着手しようと考えたのですが、さまざまな課題を認識し、半ばあきらめかけていました。しかしある時、ビジネスに詳しい方から「このサービスは面白い、ペットも人間も生活が変わる可能性があるから、ぜひ実現してほしい」と背中を押していただき、再チャレンジすることを決意しました。

 本格的な開発は、2015年の末から着手しました。ハードウェア開発経験のあるスタッフを集め、試行錯誤しながら進めましたが、まず最初に行ったことは従来のスタンドアロン型の自動給餌器を実際に購入し、分解し、構造を調べることでした。実際に自身が飼っているペットでも使用し、使い勝手なども調べました。従来のハードウェアの持つ機構面での課題を明確にしていきました。

 同時に、当初のボディデザインが2次元のCADで描かれていたことから、それを3次元におこしなおし、お客様が触れる部分のデザインを詳細化していきました。最初のプロトタイプを3Dプリンタで出力しようとしましたが、一般的なIoT製品と比較すると大きな製品であり、構成されるパーツ毎での出力としても価格が高額になることが判りました。3Dプリンタは身近ですが、試作段階であっても様々な出力方法の中から最適な選択をする必要性を感じました。最終的には、CNCを使って高精度なプロトタイプを制作しました。最初の経験ということもあり、機構部分、基板部分も苦労しながら完成させていき、およそ9ヶ月間かけて、すべてのパーツをくみ上げて最終的なプロトタイプが完成しました。

 実際にプロトタイプを手にした時は本当に感動しました。これまでずっと思い描いてきたものが形になり、目の前に置かれ、それが想定どおりに動作した時には、込み上げてくるものがありました。オフィスで納品されたものを見て感激し、そして自宅に持って行って自分の生活に溶け込ませた時に、さらに感動した覚えがあります。これまで私が経験してきたサーバーのシステム開発が完成した時とは、比べものにならないほど感動したことを記憶しています。ハードウェアというプロダクトが、私たちに与えるインパクトの大きさをあらためて実感し、それと同時により多くの方に使っていただき、より豊かなペットとの生活を楽しんでいただきたいと強く願うようになりました。

ソフトウェアとは違うマーケティング戦略
 ハードウェアは、実際に触れていただいて初めて価値をご理解いただけると実感しています。たとえば、展示会に出展すると非常に多くのフィードバックをいただくことができます。私達の製品は、単にハードウェアを売るというものではなく、私達の販売する高品質なペットフードの販売とのセットで初めて価値を感じてもらえるものだと思っています。ソフト、ハードの両面での対応が今後もポイントになってきますが、今回はプロダクトの販売を伴うことから、量産、拡販に向けた対策もしはじめています。

 2016年10月よりファンディングを開始しました。「GREEN FUNDING by T-SITE」において100万円の調達を目指したプロジェクトをスタートしました。 量産に向けた資金調達が主な目的です。もし、プロジェクトが成功したら来年の4月に皆さんのお手元に届くよう量産を開始する予定です。

■クラウドファンディングサイト(外部リンク)
https://greenfunding.jp/lab/projects/1694

 私はこのプロトタイプを自宅で実際に使っていますが、家族からも好評で、自分自身でもこれまで出来なかった体験ができている、ペットとのコミュニケーション方法が変わる、と実感しています。たとえば、カメラ機能を使って遠隔でペットの様子を仕事の合間に見ながら、その場でオーガニックフードを正しい量だけあげることができます。これにより愛犬の体調が良いことが確認できます。こうやっていつでも大切なペットのことを見守り、いつまでも健康で長生きしてもらえるように願うのは、すべてのペットオーナーにとって共通だと思います。

 今後は、ペットの健康寿命を延ばすポイントの3つ目「ペット保険への加入」についても準備を進めています。飼い主目線を大切にした革新的なペット保険を創っていきたいと思いますし、ハードウェアが持つ可能性を今回実感できたことから、ペットとの共存生活をより豊かにするIoTデバイスについても積極的に展開していきたいと考えています。

ハチタマHP(外部リンク)
http://hachi8.co.jp

プロモーション動画(外部リンク)
https://youtu.be/1_MRggYhsWA

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(窓口:株式会社ハタプロ)

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