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ポストでモノの流れと価値を変える

  • ・吉次 洋毅
  • ・大東 祐太
  • ・福井 勇仁

 プロダクトが生まれるきっかけとなったのは、山口から東京に引っ越した際に実家から送った荷物がなかなか受け取れないことでした。ポストに投函された不在票が確認できるのは帰宅後。そして再配達の指定時間帯は翌日夜。時間指定も幅があるため、指定時間の開始時刻から5分遅れて帰っただけでもタイミングが合わずに受け取れないこともありました。最初に配達してから実際に受け取れるまで数日かかってしまい、不便に感じていました。

 そこで、BBA主催のField Techupイベントに参加し、アイデアを具体化していきました。日常の生活の中での体験と市場のリサーチを通じ、たとえば不在票を受け取ってから再配達を依頼するまでのタイムラグ、再配達を依頼してから実際に荷物が配達されるまでのタイムラグが不確実性を高めていると感じていましたし、宅配業界全体で見ても再配達率の高さが問題となっていることが分かっていました。不在票が投函されたらすぐに再配達を依頼できる仕組みがあればこの問題を解決できると考えました。基本的な発想として、ポストの中にカメラモジュールを設置し、自動的に投函物の写真を撮影してスマートフォンに転送する仕組みを考案しました。写真は画像認識により内容物を判明し、QRコード等により明示的かつ動的に何が届いたのかを知らせる仕組みも考案しました。
アイデアのきっかけは不在票と再配達の不便さから考え付いたものでしたが、ポストにカメラを設置することで、他にもさまざまな活用方法がありそうだということを議論していきました。

 そこでまずは、チームメンバーとホワイトボードを使ってブレストをしてアイデアを集めて行きました。どんなプロダクトを作るかが決まったら、技術的にどんな構成にして何を用いるかを検討して、システムのベースを決めました。

 カメラで撮影したものをクラウド側へアップロードすることと、それをポスト投函時に自動的に動作させることが最小限のスペックとして要求されました。そこで、原理試作として、まずはRaspberry Piとカメラモジュール、タッチディスプレイ、ダンボールの引き出しを使い、ポストの中にカメラを組みこみ、投函物を撮影し転送できる試作品を作成しました。しかし、当初は操作盤を操作して撮影・通知を行う仕組みであり、投函時の自動撮影までは実装できませんでした。その後、実用性を検討した結果、投函イベントの検知を操作盤でのオペレーションからセンサーを用いた自動検知に変更しました。
このプロトタイプは実際にチームメンバのポスト内に組みこみ、遠隔で撮影画像を確認できる仕組みも構築しました。また、並行してどんな郵便物が存在するのかの分類やカテゴリ分析を行うため、一定期間に投函された郵便物をすべて分析し、どのような画像認識をすべきかの知見をためていきました。

 一方、Raspberry Piの試作品では消費電力にも課題があったため、抜本的な課題の解決が必要となりました。そこで、開発パートナーとともに専用基板と筐体を作成することとしました。PCBは専用設計とし、筐体もゼロから設計を行って完全な専用品としました。この際、操作盤は撤廃し、投函を検知して自動的に通知する仕組みに変更しました。また、バッテリーでも長時間動作するため、実際にポストに現在は、投函を検知してから郵便物を撮影し、メッセージアプリに通知する仕組みができております。宅配の観点からで言えば、一人暮らしの方には特に役立つものであると考えております。将来的には不在票にこだわらず、画像解析技術を使って郵便物から必要な情報だけを抽出してキュレーションしてくれたり、モノのシェアリングエコノミーに活用したり、応用の範囲は幅広くあると考えております。たとえば、集合住宅のポストに、同時に同じ種類の郵便物が入ったならば、それはチラシが投函されたと認識できるようになります。また、請求書など重要な書類であれば、アラートを通知し確認を促すようにもできると思います。それにより、日常の生活を便利にしたり、仕事の効率を上げることに貢献できると思いますし、郵便物を扱う多くのパートナー企業との協業の可能性も夢を見て日々プロダクトを磨いています。

【活動履歴】
・2015年 2月 プロジェクトチーム結成
・2015年 5月 Innovators Academy 優秀賞(別プロジェクト)
・2015年 9月 IoT Business Camp 準優勝
・2015年 9月 Office Hack 最優秀賞
・2015年10月 Field TechUp TOKAIコミュニケーションズ賞

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