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コミュニケーションパートナー ここくま

めざすのは10年経っても
愛され続けるロボット!

  • ・鈴木 裕二
  • ・関口 真木子
  • ・中野 殖夫
  • ・西 晃彦
  • ・平山 裕一
  • ・横澤 尚一

高齢の方向けの音声認識サービスやタブレットサービスを企画していたが、実際に使ってもらった際に、タブレット経由でのサービス提供に限界を感じた経験があった。

例えば音声認識サービスでは滑舌や声量が原因で、思った通りにテキストに変換できなかったときに、技術を責めるのではなく、「自分の発音が悪いんだ」と自身を責める方がいて辛かった。またタブレットサービスでは、アプリでどれだけ使いやすいUIを実現しても、スピーカーの音が小さかったり、LEDの光が弱かったりするなど、デバイスの機能が原因で使えないことがあり、思い通りにならないことも多くあった。次第に、まったく新しい発想でこの問題を解決できないかを考えるようになった。

「タブレットのような画面で操作するものではなく、物理的な存在があって、自然に接してもらいながら、愛着も持ってもらえるプロダクトを創れないだろうか」

プロジェクトのスタートはそこからだった。次第に、キャラクターとか、ロボットの技術を意識するようになっていった。

『”ロボット×高齢者”で、幸せなプロダクトを作れないか。』

それを仮説に置き、どんなロボットがよいかヒントをもらおうと、一般市販されている複数の商品を元に、何十人もの高齢の方にインタビューした。その時の主なフィードバックは、

「こんなものはオモチャだ」
「もっと年寄りならいいかもしれないけど、自分たちには早い」

など、当初はネガティブな声が多く、これといったコンセプトを見つけられずに、もがいていた。

もっと全体像をつかもうと、一旦ロボットとは関係のない、いつもの日常生活について、高齢の方に質問した。すると、
「最近は孫と遊ぶのが楽しみ」とか、「最後に買った買い物は、孫のおもちゃで喜んでもらえた」など、口を揃えたように、いっしょに生活をしていない家族との関係を大切にしている回答を多く得た。

その結果、『離れた家族とのコミュニケーション』に幸せを感じていることを強く実感。

コンセプトの方向性が決まった瞬間だった。

それを受け、「どんなロボットだったら欲しいですか」といった質問から、「ロボットを通して離れた家族とメッセージを交換できたら、嬉しいですか」といった質問に切り替えていった。すると、多くのポジティブなフィードバックを頂くこととなり、仮説として持っていたコンセプトに対しての手応えを感じていった。
どんな形状のロボットが、受け入れられるのか——。

初期のデザイン調査では、大きく3つの方向性を用意してヒアリングした。
たとえばOHaNASやAIBOのような「メカ型」。かぼちゃんやテレタビーズのような「人型」。犬や猫などの「動物型」を候補として、ヒアリングをしていった。

まずは機械自体が苦手な世代と言うこともあり、「メカ型」が候補から消えた。
一方、ポジティブな声が一番多かったのは「人型」、その中でも孫を想起させる「こども型」の評価が高かった。

しかし、人型の形状ならば、リアルな動作が大事だろうと考え、より生きている感じを出そうとして目や口を人間のように動かせる模型を作ったところ、リアルな動作に近づけるほど、どうしても気味が悪くなるというか、不気味になることがわかった。これでは怖がって使ってもらえない。

そして、残った「動物型」の中では「熊」「犬」「猫」のポジティブ意見が多かった。
しかしより詳細にヒアリングを進めていくと、「犬」と「猫」については、たくさんの種類があり、さらに好きな人と嫌いな人の間で意見がわかれることがわかった。

「熊」については、普段実際に目にする動物ではないものの、昔からぬいぐるみとして愛着を持ってこられたせいか、動物型の中で最もポジティブが多く、ネガティブも少なく、多くの方に受け入れていただけそうなことがわかった。そして「熊」でデザインを突き詰めていくことになった。

「熊」はリアルさよりも、かわいらしさ・愛らしさを体現できるようなデザインをめざした。
ただ、利用者が高齢者で大人であることから、おもちゃっぽく、また子供っぽく感じられないように、バランスを取っていった。

たとえば、手と足の部分を操作ボタンとしたが、その表記について初期のバージョンでは録音はREC、再生はPLAY、音量はVOLなど、英語表記とした。

しかし高齢者にプロトタイプを見てもらったところ「RECって何?」「VOLって何?」といった具合に、なかなか意味を理解いただけなかった。

それを受け、「録音」、「再生」、「音量」という日本語表記へと修正し、同時に視認性が高いながらも、オシャレに見えるアイコンデザインを追求し、現在の表現へと至った。

それ以外にも、初期のバージョンと比べると色味を上品なものに変更していたり、まばたきの動作やバッテリ周りなど、機構やぬいぐるみ体内の筐体の全般にわたって細かい点をチューニングしていった。

3月30日に発表して以降、おかげさまで各方面から好意的な感想をいただき、コンセプトと機能についてはある程度の自信を得た。今は夏の発売に向けて、機能の最終的な作り込みをしている段階であり、試作や検証とはまた違った課題に多く直面している。しかし、チームで乗り越えていく決意をしている。

今後は、家族と離れて暮らす高齢の方に喜んで使っていただき、さらに離れて暮らす息子さん・娘さんにも喜んで使っていただけるようなものを届けていきたい。

さらに、介護施設や自治体など、高齢者の方を見守る方々にもヒアリングをして、需要を掘り起こしながら機能開発を進めていきたい。そして、今の日本と同じ課題を持つ海外にも展開をしていきたいと考えている。

「日本中、いや世界中のおじいちゃん、おばあちゃんを幸せにしたい。」そういう気持ちを持ったサポーターさんや、パートナーさんなど、同じ想いを共有する方々と是非一緒に笑顔溢れる世界を作っていければと思う。

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